嵯峨野の風景

その昔、貴族が好んで別荘や庵を構えた嵐山は、
美しい自然に囲まれ、四季折々の風景が愉しめます。
嵐山と嵯峨野、それぞれの景色をご紹介していきます。

vo.4 野宮神社・愛宕神社 嵯峨祭vo.3 大覚寺「真紅の水鏡」vo.2 野宮神社vo.1 嵐山界隈

vo.1 嵐山界隈

季節の移ろいを愉しむ 〜 渡月橋

「嵐山」と聞いてイメージするのが“渡月橋”ではないでしょうか? 大堰川に架かるその橋は、亀山上皇が、橋の上空を移動していく月を眺め 『くまなき月の渡るに似る』と感想を述べたことから、“渡月橋”と命名されたそうです。 現在のものは、昭和9年に完成したものでコンクリート製ですが、 嵐山の景勝にとけこむよう欄干部分は木造となっています。

雄大な自然の中を貫く建造美には、思わず息をのみます。 大自然が背景となり、季節がうつろうことで 一期一会、その時々に違った風景に出会えます。

渡月橋の写真

後醍醐天皇ゆかりの禅寺 〜 天龍寺

「古都京都の文化財」の一部として世界遺産に登録されている天龍寺は、 崩御した後醍醐天皇の菩提を弔うため、足利尊氏が臨済宗の禅僧である夢窓疎石に進言し、 光厳上皇の院宣を受けて開創されました。

歴史的に非常に所縁深い寺ではありますが、文化財もまた極めて貴重なものばかり。 ここでは、有名な文化財のひとつとして、雲龍図とよばれる、天井に描かれた八方にらみの龍をみることができます。

池泉回遊式庭園は庭の背景に嵐山を借景し、とても美しいです。 庭を眺めていると、時が経つのも忘れてしまうほど…。

天龍寺の街道の写真

置き忘れた時間 〜 小倉池

嵐山の竹林の小道を抜け、さらに大河内山荘の横を過ぎると、 やがて小さな池が景色に現れます。小倉池とよばれるこの池は、 特別に観光客で賑わうこともなく、淡々とそこに存在します。 微動だにしないその水面にうつる深緑。 静かに息を吸い込み、耳を澄まし、その時が刻まれるのを、五感で読み取ってみませんか。

時折、羽を休めるためか水鳥が降り立ちます。 これもまた大自然の情景ならではの愉しみですね。

小倉池の写真

vo.4 野宮神社・愛宕神社 嵯峨祭vo.3 大覚寺「真紅の水鏡」vo.2 野宮神社vo.1 嵐山界隈